JM-50SPはJm50Sのユニットを変更し、よりブライトなサウンドに変えた兄弟バージョンです。JM-50Sとドライブアンプは一緒なので、コニシスの高音質一筋40年のキャリアの集大成とも言える小型高性能のレコーディング・パワード・モニタースピーカーです。150角のボディ、100mmのフルレンジユニットで音楽の必要な帯域をカバーして、ハイパワー高解像を実現しています。50Sとサウンドの違いを楽しんでください。
コニシス・パワード・モニタースピーカー”JM50S”は、入力された情報を正しく精密にトレースします。その情報を
損ねることなく、スピーカーを正確に駆動し、音としての空気振動に換えて、人の耳に届けることを目的に設計され
た小型高性能なパワードモニタースピーカーです。
コニシスの長年の実績によるディスクリートアンプ技術や筐体設計理論が凝縮された製品となっています。
*設計について
パワード・モニタースピーカーはアンプとスピーカー・ユニットが一体の製品なので、採用したスピーカー・ユニットをターゲットに最適な設計をしています。また小型高性能を目指したので、ユニットはフルレンジのユニットを採用しマルチウェイでは再現できない位相特性の良さを実現しています。
*アンプ回路
コニシスの最高峰のアンプに採用されている、ディスクリートパーツによる2段差動増幅、プッシュプル出力によるオペアンプを構成するDCアンプ回路になっています。初段はFETによる定電流で、最終段はダーリントンによるプッシュプルです。それによりスピーカーユニットをBTLドライブしています。
*スピーカーユニット
フォスター社の4インチ(100mm)フルレンジユニットが採用されています。インピーダンスは8Ωで音圧レベル
86dB、fo~18Kの周波数特性がフォスター社のカタログデータです。
3社4種類のユニットから視聴比較してこのユニットを採用しました。
*アルミモノコックボディ
スピーカー・エンクロージャーにはレゾナンスの問題がついて回ります。既存の木製エンクロージャーでは、レゾナンスを無くすために補強材などの増設が必要になります。しかしそのために容量は減少しエンクロージャーは大型化にならざるを得ません。またパワード・スピーカーの場合パワーアンプ内臓なので放熱が必須です。
したがって別途ヒートシンクが必要なので、そこでも大型化を余儀なくされます。
モノコックのアルミボディは木製よりずっと硬質のためレゾナンスを極力押さえることができます。
またボディ自体がヒートシンク化できるのでより小型で同能力のエンクロージャーを実現できます。
内部の反射等による問題点は、適切な吸音材処理によりカバーしてあるので影響をうけません。